1/29

あれからさらに時は経ち…

2022年の春から転職のため関東に引っ越して一年弱、入籍したり結婚式したり本当に色々あってウケた。

今の会社は、前のところより自分が勉強してきたことが活かせるので嬉しい。
レベルが高すぎてついていくのに精一杯で、違う部署に飛ばされないかびくびくしながら仕事してる。前の会社では全くこんな思いをすることがなかったので新鮮。

関東に来てから色んな店や博物館に行ってます。
本当にとにかくどこ行っても楽しい。
今日は北千住のビストロと、飯田橋近くの印刷博物館に行った。
ビストロはランチ1000円台でめちゃくちゃ美味しい牛ホホ肉が食べれたのでマジ最高、もっかい絶対行きたい。友達(関東にぜんぜんいないけど)とも行きたいな。
印刷博物館は日曜なのにめちゃくちゃ空いてて笑った。たばこと塩の博物館より空いてた。
ちょっとアクセス悪いからね…。でもクオリティは本当に高くて、良かった。

常設はまず壁画とか石板とか、古代からの所謂"メディア" と言えるものたちが、説明なしにただ壁にたくさん飾ってあるスペースから始まった。
その殆どが、一度は歴史の教科書で見たことがあるような、有名な遺産のレプリカで、まあレプリカなんだけど、本やモニターからの平面的な情報しか持っていなかった石板とか印とかを、立体として見ることができるのは中々面白い体験だった。金印あんな大きさだっけ、もっと小さいと思ってたけど…。
あとそのスペースの最後に、印刷博物館を運営してる凸版印刷株式会社が作成した、世界一小さい本が展示されていた。本どれ?ってくらい小さくて驚いた。

常設のメインスペースは、とにかく"出版に関すること"について、時代を追って理解できるような作りになっている。印刷・出版に関わる仕事を始めてから5年目の自分でも、まだ知らないことが(恥ずかしながら)沢山あるんだな〜って感心しながら夢中になって展示室を歩いていた。
活字の歴史が結構面白かったな〜、徳川家康ってそんなに出版事業に貢献してたんだ…という新鮮な驚き。
また、そういう歴史的側面だけじゃなくて、他にも色分解が体験できるところとか、輪転機のミニチュアとかあって、印刷の"仕組み"に対してもわかりやすく展示してあるのも良かった。

あとVRシアターが1時間に1回上映されてて、今日は伊能忠敬の日本図についての映像だった。
60近くになってから、自費で北海道の海岸線全部歩いて測量した伊能忠敬マジでやばすぎる。江戸時代だよ?北海道マジの未開の地でしょ。小学生の頃から知ってたはずのその情報が、より解像度高く学び直せた感じで本当に良かった。あと私達含めて4人しか見てなかったのも何か良かった。全体的に高級感あっていい造りしてる博物館なのに、人が少なくて、なんかプレミア感。

特別展?は世界のブックデザイン展的なやつで、実際に(ビニール手袋ごしだけど)触りながら世界中のコンクールを受賞した本たちを楽しむことができた。
LOSTAGE五味さんの本が置いてあったのびっくりしたし普通にめちゃ良かったから欲しいな。

帰りは途中で御徒町に寄って、ひさしぶりにアーンドラキッチンでビリヤニを食べた。
相変わらず美味しいし大盛りで、とりあえず半分テイクアウトさせていただいた。
明日の朝ごはんです。楽しみ。